【コミックウォーカー】女子高生の生態図鑑

【コミックウォーカー】女子高生の生態図鑑

しまぷ作

【画像引用】http://comic-walker.com/viewer/?tw=2&dlcl=ja&cid=KDCW_CK01000028010001_68

「女子高生が好きな女子高生」三上の目を通し、まさにタイトル通りJK(女子高生)の日常生活を描きます。BL・二次元好きの子、体育が得意な王子様タイプの子、優等生なのに三上と同じ趣味を持つ子など、登場人物全員がひと癖もふた癖もあるキャラばかり。ニコニコ静画、Pixivコミックなどにも掲載されています。

プロローグの1ページ目から、インパクト絶大なナレーションで始まります。「たった3年間だけ 思春期の女の子が持てる至極の称号がある 『女子高生』」まさに「はげど(激しく同意)!」と手を打ってしまいそうになるセリフです。
ほんと、なぜ「女子高生(JK)」という言葉には、「女子中学生(JC)」や「女子大生(JD)」にはない甘美な響きがあるのでしょうか。16歳〜18歳という、子供以上大人未満の危うさを持つ年代がそうさせるのでしょうか。

ただ、世間的に「女子高生」がもてはやされるようになったのは、そんなに昔の話ではないような気がします。おそらく、1985年〜87年に一大ブームとなったテレビ番組「夕焼けニャンニャン」からではないでしょうか。女子高生アイドル「おニャン子クラブ」を一躍スターダムへ押し上げ、作詞家の秋元康氏も人気プロデューサーとしての地位を不動のものとしました。

もともと、この番組はその2年前、1983年から深夜帯で放送され、女子大生ブームのはしりとなった「オールナイトフジ」の女子高生スペシャルを原型としてレギュラー化されたもの。つまり、それ以前は「女子大生」がステータスとしては上だったはずなのですが、おニャン子以降、アイドルの低年齢化に伴い、いつの間にか「女子高生」は「女子大生」を上回る称号として力を得ていったのです。

話が脱線しましたが、ともあれ、「女子高生」という生き物が、どんな暮らしをしているのか。その年代を通ってきた女性なら「あるある」、男性なら、決して見てはいけない世界をのぞくようなワクワク感があります。特に、女子校の出身者に聞くと、男性の目がない分、何をするにもあけっぴろげなのだとか。おっぱいをむにゅっともんでサイズを当てるなんてことは日常茶飯事。男ではあまりありませんが、スキンシップは女の子にとっては挨拶がわりです。

女子に限ったことではないですが、高校生がなぜ輝けるかというと、何の得にもならないことに、全身全霊をかけて取り組めるところなのではないかと思うのです。一度しかない仲間と一度しかない時を過ごすからこそ、そこにドラマが生まれます。よく考えると、この作品の主人公・三上がひたすらクラスメートの脚を写真におさめ、イラストを描き、ノートを作っているのも、基本的には単なる個人の趣味でしょうが、人生でもっとも輝いている時を記録に残すという面では、貴重なものといえるでしょう。

この漫画、ページ数が決まっておらず、作者が「描きたいネタを描きたいページ数だけ描く」というスタイルです。紙と違ってページ数に制限がないWeb漫画らしい、自由でゆるーい雰囲気もまた、この作品の魅力です。

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